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| ■ 読売新聞 書評掲載タイトル |
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★ ヴィーコ 上村忠男 理性主義の錯誤を告発 評・野家啓一(科学哲学者)

「デカルトの敵」と題し、社会学者の清水幾太郎がヴィーコの思想を論じたのは1971年のことである。それから40年、ヴィーコの主要著作の翻訳もなされ、研究書にも事欠かないものの、彼の錯綜(さくそう)した業績を解きほぐしてくれる手頃な入門書はついぞ現れなかった。その渇を癒やしてくれるのが本書である。 ... 続きを読む |
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★ 私たちの選択 アル・ゴア著 枝広淳子訳 評・横山広美(科学コミュニケーター)

私たちの選択次第で地球温暖化は解決できる。ノーベル平和賞も受けた著者はそう信じ、私たちに行動を促している。 発電に関しては二酸化炭素を極力ださない太陽、風力、地熱などそれぞれの利点を生かし、使うことができるだろう。著者はこうした技術を詳しく紹介したのち「政治的な障害」を述べている。温暖化を否定... 続きを読む |
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★ 言葉と死 ジョルジョ・アガンベン著、 上村忠男訳 <無の声>楽しく探る 評・前田耕作(アジア文化史家)

ギリシアの賢人ターレスが人間にとって困難なことはなにかと問われたとき、それは自分自身を知ることだと答えたという。ディオゲネス・ラエルティオスが『ギリシア哲学者列伝』の中で伝える逸話である。神とは違って死すべき運命を誕生と同時に刻まれながら、平然と互いの命を断つ争いを今日に至るもみずから止めることの... 続きを読む |
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★ 河合栄治郎 松井慎一郎 評・堂目卓生(経済学者)

河合栄治郎は、日中戦争勃発(ぼっぱつ)後、いち早く日本の敗北を予想し、「戦闘的自由主義者」として言論を通じてファシズムと戦い続けた経済学者、社会思想家である。1939年、河合は、思想表現の方法に問題があること、学内紛争の原因を作ったことを理由に、東大教授の職を追われた。 強大な権力を前に口を噤... 続きを読む |
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